コスメ・化粧品の商標登録

コスメ・化粧品の商標登録

皆さんご自身のECサイトでオリジナルのコスメ・化粧品の取り扱いはありますか?
今回はECサイトで扱われることが多い商品「コスメ・化粧品」の商標登録についてお伝えします。

コスメ・化粧品の名前は「被りやすい」?!

ECサイトで取り扱うコスメ・化粧品には小売と自社商品(OEM含む)の2つがあります。
他社の製品を小売りするなら、商品名の商標登録についてはメーカー側の問題なので問題ないのですが、自社のオリジナル商品を取り扱っている場合には注意が必要です。
なぜなら「コスメ、化粧品」は名前が他社と被りやすい商品の1つだからです。

皆さんの知っているコスメ・化粧品の名前をいくつか思い浮かべてみてください。

コスメ・化粧品の名前をいくつか思い浮かべてみてください
コスメ・化粧品の名前をいくつか思い浮かべてみてください

どうでしょう、「ホワイト」「シャイン」「ヴィーナス」「クリア」「ピュア」などの単語が入っている商品はありませんでしたか?

コスメ、化粧品はターゲットに対し「美しくなれそう」「輝く肌になれそう」というイメージを持たせるために、美しさをイメージする単語を入れることで似たネーミングになってしまうことが多いのです。

実際に化粧品類を指定する商品名として「ヴィーナス」が使われている登録商標はこんなにあります。(一部抜粋)

VENUSDECO
\ヴィーナスデコ
登録4914664 ピアス株式会社
Venus Spa
\ヴィーナススパ
登録5010138 株式会社フィッツコーポレーション
ヴィーナス モイスト
\Venus moist
登録5045704 株式会社犬印本舗
ヴィーナスタッチ
\VENUS TOUCH
登録5065333 花王株式会社
Venus Eden
\ヴィーナスエデン
登録5134294 株式会社フィッツコーポレーション

上記の他にも、80件以上の出願・登録がありました。

新商品の名前を考える時に「ヴィーナス」という単語を入れたい時には、どんな商標がすでに登録されているのか知っておいた方が良さそうですよね。

新商品の名前を考える時は、商標を確認するべし
新商品の名前を考える時は、商標を確認するべし

コスメ・化粧品の指定区分

以前別の記事(以下参照)でご紹介した通り、商標登録をする際に特許庁に支払う費用は選択する指定区分の数によって変動します。

自社開発やOEMの化粧品類を商標登録する場合、指定する区分は化粧品等が含まれている「第3類」になります。
また、「第3類」の中でも「化粧水」「せっけん類」など指定商品が細かく分かれています。

区分指定商品(一部抜粋)
3類化粧品、せっけん類及び歯磨き(医療用のものを除く。)
香料、薫料及び香水類、精油、洗濯用漂白剤その他の洗濯用剤、
洗浄剤(煙突用化学洗浄剤を除く。)、つや出し剤、擦り磨き剤及び研剤
・・・など
第3類 指定商品(一部抜粋)

指定商品は複数選択することができ、追加の費用もかからないので、該当しそうな商品はなるべく多く指定して出願をしましょう。
(ただし、全く使用予定のない商品やサービスを指定すると、他者から取消し請求をされるなど、工数的にも費用的にも負担が発生してしまうので注意しましょう)
また、化粧品をつくる際に関連して指定されることが多い他の区分についてもご紹介します。

区分指定商品(一部抜粋)
5類薬剤などが該当する区分ですがサプリ等も含まれます。
8類まつ毛のビューラー等が含まれる区分です。
21類化粧小物(化粧用のブラシやスポンジなど)などが含まれます。
化粧品をつくる際に関連して指定されることが多い他の区分と指定商品(一部抜粋)

これらの商標区分の一覧は 特許庁のHP からも確認できます。

しかしたくさんの区分や指定商品を自分で調べ、選択するのは一苦労です。
弁理士などに相談をするのが最も安心でしょう。

コスメ・化粧品の商標トラブル事例

エステサロンの経営者様から、「ボディオイルのオリジナル商品を作ったので商品名が商標的に問題ないか確認したい」という相談がありました。
ご相談をいただいた段階ですでにパッケージデザインも完成しており、工場で1000本製造が完了している状態でした。

商標調査をしたところ、全く同じ名前の商標が大手化粧品メーカーによって登録されているということが判明
その商品名をネット通販やW E B広告に載せてしまうと、権利者に見つかった時に差止め等のリスクがあるとご報告し、結局その商品は1から作り直すことになってしまいました。

このように、商標を気にせず商品を作ってしまうとロゴマーク、パッケージ等にかけた費用が全く無駄になってしまうケースもあるのです。

コスメ・化粧品の商標トラブル事例
コスメ・化粧品の商標トラブル事例

オリジナルの新商品を作る前には商標調査!

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