組み合わせを選べるセット商品をECに導入するには?押さえておくべきポイントを解説

こんにちは、ボブです!
「さあ、ランチの時間だぞっ!」とお店に入ってみたはいいものの、いざメニューを見て大変なことになっています。

Aランチは唐揚げはつくけどラーメンがない、Bランチはチャーラーセットで唐揚げか餃子が選べるといった具合で選択ができない。これは店舗側の圧倒的作戦勝ち! といった感じで最早後に引けない状態です。

皆さんはどのランチを選ぶのか気になりますね。最後にボブが何を選んだか発表しますので、そちらもお楽しみに!

というわけで、今回は組み合わせを選べるセット商品の在庫管理や販売方法の説明をします。あくまで一例なので、そちらはご容赦を。

組み合わせを選べるセット商品って?

そもそも「組み合わせを選べるセット商品ってなんやねん?」となっている方もいますよね?

例えば、アイスクリーム10フレーバーの中からどれでも5個選べたり、カーテン100色の中から好きなもの3点セットで販売とか、注文する数量は決まっていて中身を選べるみたいなものを、勝手に組み合わせを選べるセット商品と呼称しました。  

普段買うときはあまり気にならないかと思いますが、よくよく考えたらどれが出るかわからないのに、どれが販売できてあとどれくらい売れるのかを管理するのって結構面倒臭そうですよね。

アイスなら、抹茶が品切れしたらどうするの?とかです。「抹茶を選んでもらいましたが在庫がないので・・・」なんていちいち連絡していたらきりがありません。

注文が確定した段階で完結できるオペレーションにしたいですよね。では、どのような販売方法をするのか気になりませんか?

選択式商品はどうやって販売管理しているの?

今回は2通りの考え方で説明します。

受注管理システムを経由して、複数のモールで在庫管理する場合が前提にはなりますので、ほかにも様々な方法があるとは思いますが、ボブが経験した内容で説明しますね。

ひとつは、販売在庫が販売数に対して無限と考えられる場合、もう一つは販売在庫に限りがある場合の2通りです。

販売在庫が無限と考えられる場合

確実に在庫が補充され続ける状態という方が適切かもしれませんが、どれだけ売れても欠品することがないくらいの在庫があるような商品だとすれば、少しプロセスは簡単になります。

この場合、選択した商品が実際の在庫管理と紐づく必要はないので、目視で確認できるような情報が付属できれば解決です。ただし、注文ごとに手動で選択することは非常に工数がかかるので、指定のキーワードが付属されるようにして、それを抽出して自動で商品を割り当てるというような方法を取ります。

例えば、アイスクリームの1個目を選んだら「1:バニラ」2個目は「2:マカダ」3個目は「3:ピスタ」みたいに「何個目か」と「何味か」の情報がオリジナルになっていれば対応できます。不要な商品情報や在庫の管理は不要で、販売モールで設定できる内容が限られている場合も対応しやすい方法です。

販売在庫に限りがある場合

在庫管理もしつつ、売り逃しも避けたい場合の方法になります。この場合は、すべてのパターンを商品登録します。だけど、今回例に挙げた方法だと大変ですね・・・

最初に例として挙げた、アイスクリーム10フレーバーの中からどれでも5個選べたり、カーテン100色の中から好きなもの3点セットで販売といった場合、アイスは252通り登録しないといけません。カーテンだと、多分161700通りだと思います。これはさすがに商品登録してどうこうって数じゃないですね。従って、どうしても選べるパターンには限界が出てきます。

販売方法ごとのメリットデメリット

まず、在庫が無限と考えられる場合については、初期の登録さえしっかりしてしまえば大きなデメリットはありません。ただし、あくまで在庫が潤沢であることが条件で、そもそも販売できる商品が限られるというのがデメリットです。

次にすべてのパターンを登録する方法は、選択肢が増えすぎると買う側もわけがわからなくなるので、販売できる種類や数量が限られるということがあります。

どちらの方法もメリットデメリットがあるので、販売できる範囲で設定をするということが一般的には行われています。

設定をミスしたらどうなるか

ここまでで、選択式の注文では初期の設定や方法の把握など、下準備がすごく大事だということが分かったと思います。もし設定を間違えたら・・・考えるだけでも恐ろしいです。

在庫が無限にある場合は、注文が入っても実は振り分けられていなかったなどの落とし穴があります。どのように振り分けているかにもよりますが、最悪すべて手入力でやり直す場合があります。(実際にありました・・・)

すべてのパターンを設定する方法は、パターンの設定ミスなので、顧客が購入できるパターンが予定より少なくなる可能性があります。

まとめ

今回あげた例はあくまで一例なので、他にもやり方はいろいろあると思います。まあそれでも自分の注文をカスタマイズできると何となくワクワクするので、色々大変でも楽しい作業ではあったりします。

さて、ボブが選んだランチは果たして・・・ AランチとBランチ両方注文、倍盛りだ!!!

今回紹介したセット商品の販売などのように、特殊な準備が必要となり、社内で体制構築することが難しい場合は、プロへ委託するのもおすすめです。

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