ECサイトの集客に効果的なWEB広告6選!メリット・デメリットを解説

ECサイトの集客に効果的なWEB広告6選!メリット・デメリットを解説

ECサイトの集客方法に悩んでいる担当者はいませんか。そのような方にオススメをするのは、WEB広告です。

なぜならWEB広告は、購入意欲の高い見込み顧客をECサイトへ流入できることから、売り上げアップが期待できるためです。

代表的なWEB広告として、リスティング広告があります。
また、他にも複数の種類の広告があります。
自社ECサイトの特徴やターゲット層によりそれらを使い分けることで、効果的な広告運用が可能です。

本記事では、6つのWEB広告のメリット・デメリットを紹介します。
WEB広告選びの参考にしてください。

ECサイト運営に大事なWEB広告

ECサイト運営において難しいのが集客です。

上手く集客できなければ、自社のECサイトが数多のECサイトの中に埋もれてしまい、顧客が訪れてくれなくなってしまいます。

具体的に、2021年7月時点でネットショップの数は400万を超えています。※1
さらに、BASEを利用したネットショップは170万を超え ※2、STORESでも毎月1万が新規にオープンしていると言われています。※3

※1eコマースコンバージョンラボ 【2021年最新版】国内のECサイト・ネットショップの総稼働店舗数

※2BASE公式サイト

※3STORES公式サイト

このような数多のECサイトの中から自社サイトに訪問してもらうために、重要な役割を果たすのがWEB広告です。

WEB広告の種類について紹介する前に、まずは、国内の広告の現状について解説します。

総広告費は前年比110.4%

2021年の日本の総広告費は(新型コロナウイルスの影響で2020年は大きく減少したこともあり)前年比110.4%と大きく増加しています。

なお内訳は、以下のとおりです。

媒体 広告費 構成比
マスコミ四媒体広告 24,538億円 36.1%
インターネット広告 27,052億円 39.8%
プロモーションメディア広告 16,408億円 24.1%

参考:株式会社電通「2021年日本の広告費」
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0224-010496.html

インターネット広告(WEB広告)費は全体の39.8%で、1997年に推定を開始してから初めてマスコミ四媒体広告である新聞・雑誌・ラジオ・テレビの広告を上回りました

このことから、2021年はWEB広告が積極的に利用されたことが分かります。

インターネット広告費(WEB広告費)は前年比121.4%

インターネット広告費についてスポットを当ててみます。
インターネット広告費用は年々増加傾向にあり、2021年では前年比121.4%と大きく増加しています。

媒体 広告費
2019年 2020年 2021年
インターネット広告 費用 21,048億円 22,290億円
前年比105.9%
27,052億円
前年比121.4%

次に、インターネット広告費用の内訳についてです。

インターネット広告費用 広告費
2019年 2020年 2021年
媒体費 16,630億円 17,567億円
前年比105.6%
21,571億円
前年比122.8%
物販系ECプラットフォーム広告費 1,064億円 1,321億円
前年比124.2%
1,631億円
前年比123.5%
製作費 3,354億円 3,402億円
前年比101.4%
3,850億円
前年比113.2%

インターネット広告費用は全体的に年々増加傾向ですが、とくに物販系ECプラットフォーム広告費は2020年が124.2%、2021年が123.5%と、他の費用と比べても顕著に増加していることが分かります

以上のことから、多くのECサイトで、重要な集客方法としてWEB広告を利用しているということが理解できたのではないでしょうか。

ECサイトにオススメのWEB広告6選

ECサイトにとって非常に重要なWEB広告ですが、WEB広告には様々な種類があります。
中でもECサイトの集客に役立つWEB広告は、以下の6つです。

  • リスティング広告
  • リマーケティング広告
  • アフィリエイト広告
  • SNS広告
  • メールマガジン広告
  • Googleショッピング広告

これら6つのWEB広告のメリット・デメリットを紹介します。

リスティング広告

リスティング広告とは、Google・Yahoo!などの検索エンジンを利用してキーワード検索した時に、検索結果の上下に表示されるテキスト広告のことです。
リスティング広告は、多くのECサイトが利用する代表的なWEB広告です。

国内でリスティング広告をサービス展開しているのは、以下の2社となります。
・Google広告
・Yahoo!広告

リスティング広告 例
リスティング広告 例

リスティング広告には、以下のメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
・購買意欲の高い見込み客を集客できる
・1日100円という低予算から始められる
・即効性が高い
・広告の変更が容易にできる
・検索結果の上位に表示できる
・運用に知識や経験が必要となる
・運用に手間と時間がかかる
・テキスト広告のみの表示となる
・競合他社との競争が激しい
・運用のためにコストがかかる
リスティング広告のメリット・デメリット

リスティング広告のメリット

購買意欲の高い見込み客を集客できる

顧客が検索したキーワードに対して広告を表示させるため、顧客のニーズに応じた訴求をすることができ、購買意欲の高い見込み客を集客できます。

1日100円という低予算から始められる

Yahoo!広告では、リスティング広告は1日の予算100円から始められます。
クリック単価の上限も自分で決められるので、低予算かつリスクを抑えながら始められるのが魅力です。

参照:Yahoo!広告 – 検索広告のキャンペーン予算(日額)について

即効性が高い

リスティング広告はSEOとは違い、キーワードに入稿することで、すぐに検索画面に反映されます。そのため短期間で結果を出すことができます。

容易に変更できる

新聞や雑誌などの広告媒体と違い、広告の内容を手軽に変更できます。
そのためA・Bテストを行いやすく、パフォーマンスを確認しながら広告文や費用を調整することが可能です。

検索結果の上部に表示できる

リスティング広告は検索結果の上部に表示されるので、下部に表示されているページより見られやすくなっています。

リスティング広告のデメリット

運用に知識や経験が必要となる

リスティング広告を効果的に運用するためには、キーワード選びが重要となりますが、キーワード選定は知識や経験が必要となります。

運用に手間と時間がかかる

「キーワードの見直し」「入札価格の調整」「広告文の見直し」など、運用をするために手間と時間がかかります。

テキスト広告のみの表示となる

リスティング広告は、バナー表示・サムネイル表示がなくテキストのみの広告となります。
テキストだけでは訴求しにくい商材(例えば見た目で訴求したい商品など)には不向きです。

競合他社との競争が激しい

競合他社との競争が激しいと、キーワードの入札価格が高騰し、利益を圧迫することがあります。

運用のためにコストがかかる

運用するためには、広告費に加えて、管理のための人件費が必要となります。

リマーケティング広告

リマーケティング広告とは、一度ECサイトに訪れた顧客に対して、追跡するように表示する広告です。
この広告の特徴は、一度接触したことのある顧客に再度アプローチできることです。

リマーケティング広告 例
リマーケティング広告 例

リマーケティング広告には、以下のメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
・見込み客にアプローチできる
・コンバージョン率が高い
・CPAを抑えられる
・顧客に不快感を与えることがある
・アプローチできる顧客が限られる
リマーケティング広告のメリット・デメリット

リマーケティング広告のメリット

見込み客にアプローチできる

リマーケティング広告の特徴は、一度自社ECサイトを訪問した顧客に広告を表示できる点です。
そのため、一度は自社商品に興味を持った「見込み客」に対してアプローチできます。

コンバージョン率が高い

自社商品に一度は興味を持ったことのある見込み客にアプローチするので、他の広告よりもコンバージョン(購入などの目標達成)率が高い傾向にあります。

CPAを抑えられる

コンバージョン率が高いため、CPAを抑えることができます。
CPAは、コンバージョン1件あたりのコストのことです。

リマーケティング広告のデメリット

顧客に不快感を与えることがある

リマーケティング広告は、顧客を追跡するように表示されます。
そのため、顧客に対して「追跡されている」「不必要に何度も同じ広告が表示される」などの不快感を与えることがあります。

一度不快感を与えてしまうと、そのECサイトや商品に対してネガティブな感情を持つため、その後のアプローチが難しくなるでしょう。
そうならないためにも、リマーケティング広告を利用する際は、表示頻度の調整が必要です。

アプローチできる顧客が限られる

リマーケティング広告のターゲットは、一度サイトに訪れた顧客のため、アプローチできる顧客の数が限られてしまいます。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、「成功報酬型広告」とも呼ばれるWEB広告です。
アフィリエイターと呼ばれる媒体主のコンテンツに広告を掲載します
コンテンツに表示された広告を経由して、顧客が商品購入・会員登録など、あらかじめ決められた成果を達成した場合にアフィリエイターに広告費用を支払います。

アフィリエイト広告 イメージ
アフィリエイト広告 イメージ

アフィリエイト広告には以下のメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
・コストパフォーマンスが良い
・潜在客にも訴求できる
・提携数が増えないこともある
・初期費用・月額費用がかかる
・意図しない宣伝方法をされることもある
アフィリエイト広告のメリット・デメリット

アフィリエイト広告のメリット

コストパフォーマンスが良い

アフィリエイト広告のメリットは、コストパフォーマンスが良いことです。
なぜなら、成果に対してあらかじめ報酬金額を設定できるためです。
費用発生のリスクを抑えながら、広告運営ができます。

潜在客にも訴求できる

アフィリエイターのコンテンツに広告が掲載されます。コンテンツとは、サイト・ブログ・SNSなどです。
これらの様々なコンテンツで露出することで、これまで自社ではアプローチしてこなかったような潜在客にも訴求できることがあります。

アフィリエイト広告のデメリット

掲載数が増えないこともある

「その広告を自分のコンテンツに掲載するかどうか」は、アフィリエイターが報酬金額や商品を見て決めることなので、掲載してほしいと思ったサイトやブログに必ず掲載されるとは限りません。
アフィリエイターにとって魅力的でなければ、想定したよりも掲載数が増えないこともあります。

初期費用・月額費用がかかる

アフィリエイト広告を利用するためには、一般的にASPと呼ばれる仲介業者と契約します。
契約には初期費用・月額費用がかかります。これら固定費用は、成果がなくても発生しますので注意が必要です。

意図しない宣伝方法をされることもある

掲載方法もアフィリエイターが決めるため、意図していなかった方法で宣伝されることもあります。

SNS広告

SNS広告とは、Facebook・Twitter・Instagram・LINEなどのSNSに掲載するWEB広告です。

2021年の総務省の調べによると、インターネット利用者全体の48.6%がSNSを利用しています。
インターネットを使っている人の約半数がSNSを利用しているのですから、ECサイトを運営する上でもSNSからの集客が必要不可欠となっています。
調査結果によると20~29歳の利用者に至ってはSNSの利用率は71.5%で、若者向けの商材であればなおさらSNS広告が重要であることがお分かりいただけるかと思います。

参考:総務省「令和3年度 情報通信白書」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/pdf/index.html

SNS広告 イメージ
SNS広告 イメージ

SNS広告には以下のメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
・細かなターゲティングができる
・潜在客へ訴求できる
・若い世代へ訴求できる
・拡散力を利用できる
・年齢が高い層への効果が小さい可能性がある
・炎上リスクがある
SNS広告のメリット・デメリット

SNS広告のメリット

細かなターゲティングができる

SNS広告のメリットは、細かなターゲティングができることです。
SNSを利用する際には、年齢・地域・性別などを登録しますが、SNS広告ではこれらの情報を元に配信対象を絞って広告出稿できるためです。

潜在客へ訴求できる

普段利用しているSNS上に広告が表示されるので、ECサイトを見ているわけではない潜在客へも訴求ができます。

若い世代へ訴求できる

先に紹介したようにSNSは若者を中心に利用されているため、若い世代向けの商品と相性が良いWEB広告です。

拡散力を利用できる

他のユーザーに教えたくなるような魅力的な広告であれば、SNSの機能であるシェア・リツイートによって拡散されることも珍しくありません。
さらにSNSで大きく拡散されれば、テレビなど他の媒体にも広がる可能性があり、その拡散力は非常に大きいと言えます。

SNS広告のデメリット

年齢が高い層への効果が小さい可能性がある

SNS広告のデメリットは、年齢が高い層への効果が小さい可能性があることです。
なぜなら若者と比較するとSNSの利用率が低いためです。

炎上リスクがある

SNS広告のメリットの1つは拡散力ですが、反面ネガティブな内容を拡散される炎上リスクもあります。
広告を配信する際は、SNSユーザーが不快に感じないような配慮が必要です。

メールマガジン広告

メールマガジン広告とは、第三者により発行されているメールマガジンに広告を掲載することです。
通常はメールマガジン本文の一部に掲載されますが、場合によっては1配信分すべてを使って広告を掲載することもできます。
掲載するメールマガジンを選ぶことにより、自社商品のターゲットに絞ることも可能です。

メールマガジン広告 イメージ
メールマガジン広告 イメージ

メールマガジン広告には以下のメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
・ターゲットを絞った広告出稿ができる
・配信リストを準備する必要がない
・ECサイトへの誘導がしやすい
・集客効果を把握しやすい
・開封されないことがある
・画像・動画が表示されないこともある
メールマガジン広告のメリット・デメリット

メールマガジン広告のメリット

ターゲットを絞った広告出稿ができる

メールマガジン広告のメリットは、掲載するメールマガジンを選ぶことで、ターゲットを絞れることです。自社の商品にマッチしたメールマガジンであれば、クリック率・コンバージョン率が高くなるでしょう。

配信リストを準備する必要がない

ECサイトを運営して間もない頃は既存のお客様が少なく、自社でメールマガジンを配信しようとしても、配信リストを準備できないことがあります。
メールマガジン広告であれば、自社で配信リストを準備しなくても、狙ったターゲットにメールマガジンを配信できます。

ECサイトへの誘導がしやすい

ある程度長い文章や画像を使うこともできるので、テキストのみで文字数に制限のあるリスティング広告よりも、URLをクリックしてもらいやすくなっています。

集客効果を把握しやすい

HTML形式でメールを配信すれば、開封数やクリック数などの数値を測定することもできます。
数値により集客効果を把握することで、広告内容の改善に役立てることができます。

メールマガジン広告のデメリット

開封されないことがある

メールマガジン広告のデメリットは、開封されない=見てもらうことすらできない可能性があることです。開封率が低いとコストに見合わないこともあります。
また、開封されてもメールマガジンの内容と関係がない広告であれば、読み飛ばされてしまうこともありますので注意しましょう。

画像・動画が表示されないこともある

ユーザーの閲覧環境(例えばパソコンなのか、スマホなのか)によっては、画像・動画・環境依存文字などが適切に表示されない可能性があります。
せっかく凝った画像や動画を作っても、見てもらえない可能性があるということです。

Googleショッピング広告

Googleショッピング広告とは、Google検索の検索結果画面に表示される検索連動型広告です。
商品画像・商品名・価格・送料・ショップ名などを表示できるという特徴があります。

Googleショッピング広告 例
Googleショッピング広告 例

Googleショッピング広告には以下のメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
・無料で試せる
・顕在層にアプローチできる
・検索結果よりも上に表示される
・商品画像で訴求できる
・広告の運用・管理に手間がかかる
・キーワードごとに入札できない
Googleショッピング広告のメリット・デメリット

Googleショッピング広告のメリット

無料で試せる

「Google無料商品リスティング」を利用することで一部の機能を無料で使えます。

参考:Google Merchant Center ヘルプ公式サイト
https://support.google.com/merchants/answer/9199328

顕在層にアプローチできる

検索キーワードと連動して広告を掲載できるため、リスティング広告と同様に顕在層に商品をアプローチするのに役立ちます。

検索結果よりも上に表示される

Googleショッピング広告は、検索結果よりも上に表示されます。
目立つ位置に広告を掲載できるため、顧客の目にとまりやすい特徴があります。

商品画像で訴求できる

Googleショッピング広告には商品画像が表示されます。
リスティング広告はテキストのみでしたが、画像で訴求することで、さらに顧客の購買意欲を高めることができます。

Googleショッピング広告のデメリット

広告の運用・管理に手間がかかる

運用するためには、商品の特徴・タイトル・説明文の準備・更新に手間がかかります。
また、商品の価格・在庫状況などの更新も必要です。

キーワードごとに入札できない

Googleショッピング広告は、関連性が高いと判断されたキーワードへ自動的に広告が掲載されます。
リスティング広告のようにキーワードを指定して表示させられないことがデメリットです。

自社に適切なWEB広告の選び方

ここまで6つのWEB広告を紹介してきましたが、すべてを利用するのは手間とコストがかかりすぎます。
そこで、自社ECサイトの特徴に合わせて適切なWEB広告の選び方を紹介します。

ターゲットを設定する

まず、適切なWEB広告を選ぶためにはターゲットを設定しましょう。
広告媒体によって、訴求できるターゲットに違いがあります。
例えば、「若者向けの商品なのでSNS広告を活用する」「顕在客を効率的に集客したいのでリスティング広告を利用する」などです。
自社商品のターゲットが明確になると、利用すべきWEB広告を選びやすくなります。

予算を設定する

次に、適切なWEB広告を選ぶために、予算を設定しましょう。
リスティング広告であれば、予算が多いほど入札できるキーワードが多くなります。
また、アフィリエイト広告は初期費用・月額費用が発生します。
WEB広告にかけられる予算を決め、その範囲内で運用できるWEB広告を選ぶという方法もあります。

自社に最適なWEB広告の選び方
自社に最適なWEB広告の選び方

WEB広告を上手く運用するコツ

利用するWEB広告が決定したら、次に知りたいのは上手く運用するコツではありませんか?
そこで、WEB広告を上手く活用するコツを2つ紹介します。

定期的に効果測定する

WEB広告を上手く運用するためには、定期的に効果測定をする必要があります。
効果測定は、コンバージョン率・クリック率・CPAなどの指標に注目します。
例えば、以下のようなケースがないかを確認しましょう。

  • コンバージョン率が低すぎないか
  • クリック率の低い広告がないか
  • CPAが想定以上に高額になっていないか

このようなケースがある場合は、それぞれ改善策を施します。

例えば、コンバージョン率が低い場合は、広告内容とランディングページがマッチしているかを確認します。
クリック率が低いのであれば、広告内容をよりキャッチーなものに変更しましょう。
CPAが高すぎる場合は、費用の高くなっているキーワードや広告を特定し、見直しましょう。

顧客の行動ログを確認する

WEB広告を上手く活用するためには、集客した顧客の行動ログを確認することも効果的です。
回遊率が低く、離脱率が高い場合は、ランディングページの構造に問題があるかもしれません。注文画面までの操作方法がわかりやすいかを確認しましょう。
また、関連商品の表示などで回遊率を高めることで、「ついで買い」により顧客単価をアップできることもあります。

WEB広告を上手く運用するコツ
WEB広告を上手く運用するコツ

広告代理店を利用するべきか

WEB広告の運用・管理において以下のような悩みがある方は、広告代理店を利用するべきか検討する必要があります。

  • 運用・管理するための人手が足りない
  • WEB広告に関する知識・経験が足りない
  • もっと効果的にWEB広告を利用したい

WEB広告運用のプロである広告代理店に依頼することで、これらの問題が解決できるでしょう。

広告代理店を利用するべきかどうかでお悩みの方のために、「自社運用した方が良い場合」と「広告代理店を利用した方が良い場合」それぞれについて説明します。

自社運用した方が良い場合

自社運用した方が良いのは、予算を抑えながらWEB広告を活用したい場合です。

リスティング広告であれば予算は、1日100円から始められます。
自社運用する場合は、このような低予算からでも導入しやすいのが特徴です。
しかし、担当者を配置する必要もあるため、人件費との兼ね合いにも注意が必要です

自社運用した場合のメリット・デメリットは以下となります。

メリットデメリット
・コストを抑えられる
・社内に運用ノウハウが蓄積される
・少額予算から始められる
・担当者の配置などで人件費が発生する
・運用・管理に手間がかかる
・成果につながらないことがある
WEB広告を自社運用した場合のメリット・デメリット

広告代理店を利用した方が良い場合

広告代理店を利用した方が良いのは、結果を求めている場合です。

WEB広告のプロ集団である広告代理店は、ある程度結果を出す方法を知っているからです。
また、運用・管理の手間を省けるため自社スタッフが本業に集中できるのもメリットとなります
委託する前に注意すべきことは、運用ノウハウが社内に蓄積されないということです。
長期で委託する場合は問題ありませんが、短期間の場合、社内にノウハウを蓄積する方法を検討する必要があります。

広告代理店を利用した場合のメリット・デメリットは以下となります。

メリットデメリット
・成果につながりやすい
・WEB広告の運用・管理の手間が省ける
・コストがかかる
・社内に運用ノウハウが蓄積されない
WEB広告運用で広告代理店を利用した場合のメリット・デメリット

最終的には予算とのバランスで決める

「自社運用」「広告代理店」のどちらにするかは、最終的に予算とのバランスで決定します。

「自社運用」は予算を抑えられる代わりに、担当者によって品質にバラつきがでやすいです。
一方「広告代理店」は、結果につながりやすい代わりに運用・管理のコストが発生します。しかし、「広告代理店」は運用・管理を委託するため、社内担当者にかかっていた人件費を削減できる側面もあります。

先に紹介した「自社運用」「広告代理店」のメリット・デメリットを比較し、予算に応じてどちらにするかを検討しましょう。

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WEB広告運用は明確な目的・目標の設定から

WEB広告を運用するためには、まず明確な目的・目標の設定が大切です。
企業によって、広告に期待する目的は変わってくるでしょう。例えば以下のような目的が考えられます。

  • 商品受注
  • 会員登録
  • メールマガジン登録
  • 集客アップ
  • 資料請求
  • お問い合わせ

コンバージョンとも呼ばれる目的を明確にすることではじめて、そこにたどり着くまでの目標を設定することができます。
最終的な目的を達成するためには、目標の設定が欠かせません。
目標はKPI(重要業績評価指標)と呼ばれ、ビジネスにおいてはもちろん、ECサイト運営でも重視されます。
WEB広告における代表的なKPIは、コンバージョン数・クリック数・CPAなどです。
KPIの目標値と実際のギャップを測定しながらWEB広告を運用しましょう。

WEB広告と併せて取り組むべきこと

ECサイトの集客方法には、WEB広告以外にも「SEO対策」「SNS運営」などがあります。
WEB広告だけでアプローチできるターゲットには限界がありますし、広告費用を支払い続ける必要があることを考えると、これら2つも併せて取り組む必要があります。

SEO対策

SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化のことです。
わかりやすく言い換えると、検索結果画面において自社サイトを上位表示させるための対策となります。
SEOで重要なことは、Googleの検索エンジンのアルゴリズムを理解し、それに沿った対策を施すことです。

例えば、Googleでは以下のようなサイトを推奨しています。

  • ユーザーが探している情報を提供する
  • 他のサイトからリンクが貼られるようにする
  • サイトを簡単にアクセスできるようにする

参考:Search Consoleヘルプ「Googleと相性の良いサイトを作成する方法」
https://support.google.com/webmasters/answer/40349?hl=ja

以上の条件を満たしたECサイトを作成・運営することでGoogleからの評価が高まると、検索結果で自社のECサイトが上位に表示されるようになります。
つまりSEO対策が上手くできれば、リスティング広告のように費用をかけずとも、たくさんの人にECサイトを見てもらえるようになるのです。

SNS運営

SNS運営とは、自社でFacebook・Twitter・Instagramなどのアカウントを開設し、このアカウントで広報活動をすることです。

SNS運営は、自社商品の情報発信ができるのはもちろん、顧客との交流の場として役立つこともあります。上手く運用できれば、自社ECサイトのリピーターやファンの獲得も可能です。

まずはリスティング広告から始める

「自社に合っているWEB広告が分からない」という方や、「結局どれを優先すればいいのか分からない」という方もいらっしゃるでしょう。
ECサイトを始めたばかりの方々にオススメしたいのは、ずばりリスティング広告です。

理由は、リスティング広告は最も即効性のあるWEB広告だからです。

WEB広告と比べてSEO対策・SNS運用は効果がでるまでに、ある程度の時間がかかります。
また、リマーケティング広告は一度ECサイトを訪れてくれた人にしかアプローチできません。
そのため、ECサイト開業直後であっても効果がある集客方法はリスティング広告となります。
リスティング広告でのキーワード選定・入札は、その後のSEO対策のキーワード選びにも役立つでしょう。

まとめ:ECサイトでWEB広告を始めるならリスティング広告

WEB広告は、ECサイトへの集客方法として効果的です。
本記事では、6つのWEB広告を紹介してきましたが、その中でもオススメはリスティング広告です。
なぜなら、リスティング広告はリスクを抑えながら始められる上に、即効性のあるWEB広告だからです。
ECサイトの規模が大きくなるにつれて、他の広告も検討し始めると良いでしょう。

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月額制なので、追加費用の心配はございません。
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