004_そのInstagram広告、何ていう広告?

そのInstagram広告、何ていう広告?

みなさん、こんにちは。HATME株式会社ソリューション部の榎倉です。

今回は、Instagramを使っている人ならば1度は見たことがあるであろう、Instagram広告についてご説明します。

1.Instagram広告の特徴

Instagramに掲載している「Instagram広告」には、主に3つの特徴があります。

1つ目の特徴は、ユーザー数の多さです。世界23億人以上、国内では3,300万以上と、4人に1人が利用していることになります。
そのため、多くの人に広告を見てもらうことが可能です。
また、近年では若者の利用だけでなく、主婦層をはじめとする30~40代の利用が増え、ユーザー数の年齢層も幅広くなっている印象です。

2つ目の特徴は、ターゲティング精度の高さです。
Instagramは、Facebook社のサービスであるためFacebook社のデータを利用することができます。
年齢、性別、属性(学歴、子どもがいる人、仕事等)、興味・関心(スポーツ・アウトドア、フィットネス・ウェルネス等)、行動(モバイルデバイスユーザー、旅行、購買行動等)でターゲティングします。
広告を配信する国や県、地域を絞り込むことも可能です。

そして3つ目の特徴は、インフルエンサーとのタイアップ(売上や認知度を上げるために提携すること)ができることです。
Instagramのブランドコンテンツ広告内で可能です。
インフルエンサーの声を通して発信するため、フォローしているインフルエンサーであれば信頼度の高い広告として受け取ってもらえる可能性があります。

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2.Instagram広告の種類と解説

Instagram広告には、配信面が「フィード」「ストーリーズ」「発見タブ」「リール」の4種類あります。
この配信面には、それぞれ配信できる広告の種類があります。

まず「フィード」についてです。
フィードとは、Instagramを開いたときに最初に表示される、自分がフォローしているアカウントの投稿が流れてくるタイムラインのことです。
そのため、フィード内に配信してもユーザーにとって違和感のない広告がおすすめです。

フィードに掲載できる広告は、静止画(写真)、動画、コレクション広告、カルーセル広告、ショッピング広告、ブランドコンテンツ広告の6種類です。

コレクション広告は、カタログ式のフォーマットで、商品の発見から購入までを促すことが可能です。

カルーセル広告は、1広告内に、10の画像または動画を配信することができます。
それぞれに異なるリンクを付けることができ、複数のサービス・商品、そしてその特徴を紹介したいときに効果的です。

ショッピング広告は、Instagramの投稿に商品タグを設置して、投稿を見た人がそのままブランドのECサイトに移動して商品を購入できます。

ブランドコンテンツ広告は、インフルエンサーとして活躍しているクリエイターの投稿を広告として扱い、配信できます。

次に「ストーリーズ」についてです。
投稿して24時間で消えるストーリーズでの広告は、リアルタイム性の高い情報を求めているユーザーが多い傾向があります。
ストーリーズに掲載できる広告は、シングル画像、シングル動画、カルーセル広告、コレクション広告の4種類です。

シングル画像シングル動画は、それぞれ1つの画像、動画のみを使用したストーリーズ広告です。

次に「発見タブ」についてです。
虫眼鏡のマークをタップしたときに表示される、発見ホーム内に表示できる広告枠です。
発見ホームには、ユーザーの興味・関心に近いアカウントが選出され、その投稿が表示されます。
発見ホーム内の広告をタップすると、フィード投稿のように広告が表示されます。
また、後述するリール投稿のような広告も配信できます。
発見ホーム内に表示する広告は、一般の投稿と紛れて掲載されるため、広告と分かりづらい点でネガティブな印象を与えにくいのが特徴です。

最後に「リール」についてです。
リールタブ、発見タブ、フィードに広告を配信できます。
最長90秒の縦動画で、音源やARカメラエフェクト、その他の新しいクリエイティブツールを使って動画を撮影・編集できます。

3.Instagram広告に向くECサイト、向かないECサイト

Instagram広告に向いているECサイトは、女性向けの商材、趣味や嗜好に関連する商材を扱う企業や、ビジュアル面での訴求を強めたい企業などです。
美容、コスメ、ファッション、インテリア、食品・飲料の広告がおすすめです。

反対に、消費者にとって身近ではないものを扱うBtoB向けの商品・サービス、高齢者サービス、不動産などの単価が高すぎるものはInstagram広告には不向きです。

4.Instagram広告運用事例

ここで、Instagram広告の運用事例を紹介します。

某電化製品メーカーは、新モデルのトースターの売上を最大化することを目的に、Instagram広告を導入しました。
目的を達成するために、Instagram広告フォーマットに最適なクリエイティブ(広告)を作成することを目指しました。
Instagram広告の中でも、フィードとストーリーズでの広告の影響は大きく、製品の認知から検討に至るまでさまざまな段階でアプローチをかけました。

その結果、広告内メッセージが視聴者の記憶に残りやすくなり、製品購入を検討する際の選択肢に入り、購入数が旧モデルと比較し2倍も増加させることができたのです。
ユーザーの記憶に残るメッセージを入れたり、魅力的なクリエイティブに仕上げたりすることは、利益につながる重要なものであることが一目瞭然です。

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5.まとめ

今回は、Instagram広告について説明させていただきました。
普段Instagramで見ている広告には、どんな特徴がありどんな形式で掲載されているのかご理解いただけたでしょうか。
広告を掲載する企業側は、Instagram広告を活用する際、広告内容や広告クリエイティブがInstagramユーザーにマッチしているのかをよく検討することが重要であると考えます。

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