ECサイトを専門にサイトの制作や広告運用、そしてサイトの売上改善のためのコンサルを行うHATME株式会社の中園と申します。
前回(自社競合調査で重要な3つのポイント)では、自社・競合調査を行う上で「サイトを比較する時に見るべき指標」「ユーザ分析出来る項目」「アクセス種別の調査でわかること」の3点について記載しましたので、今回はWeb広告を分析する上で気を付けるべきポイントについてご案内します。
前回の記事でアクセス種別について記載しましたが、その中で少し触れた「有料検索」「ディスプレイ広告」について今回はご案内します。
1. Google広告検索による検索結果
Google広告は、サイトのアクセス数を向上させるために非常に有効な手段です。
特にニッチな商材は向かないことが多いのですが、消費財などの多くの人が使っている商材にはとても有効な手段だと言えます。
Google広告をかけると、Google広告をかけていないサイトより上位に位置することが出来ます。
そのため、競合他社がどんなキーワードで広告をかけているのか、どの程度のアクセス数をGoogle広告で得ているのかを調査するのがとても重要です。
なぜなら、Google広告で競合他社が多くのアクセスを得ているキーワードがあるならば、逆にそのキーワードで広告を打つことで競合他社に流入していたユーザを獲得することができます。
また、Google広告で競合他社がかけていないキーワードを設定すると、そのキーワードで検索したユーザを競合他社に先んじて獲得することも可能です。
そういう意味でも、競合他社がどのような広告戦略を打っているのか調査することはとても有意義になります。
2. Google広告文の調査
次に、Google広告文について調査することも重要です。
たとえば、競合他社と同じくらい広告費を使っていて、同じようなキーワードなのに流入数に大きな差を付けられている!!!という場合「広告文」に差がある可能性があります。広告文を見ても、広告文に惹かれるかどうかは見た人次第になります。
競合他社がどんな広告文でユーザを集めているのかを分析し、その上で一歩先んじることができる広告文を書くことが重要です。
また、競合他社が複数あって、みんな同じような広告文を打っているケースも多々あります。そのような場合は、違う角度からの広告文を打つことで他社より流入数を増やすこともできます。
3. ディスプレイ広告/製品広告の比較
当社ではECサイトのコンサルを行う中で、自社・競合調査を行う際に、ディスプレイ広告/製品広告の比較を行うこともあります。
広告として利用されている画像だけではなく、値段や埋め込まれているSEO用のキーワードについて調べることで、どのようなターゲットを狙っているのかについても把握することが可能です。
4. 自社/競合他社の流入KW調査
最後にですが、自社や競合他社はどのようなキーワードで検索されて流入しているのか調査することも重要です。
もう少し分かりやすく書くと「流入キーワードで、貴社がシェアを獲得できていない順のオーガニック検索のキーワードランキング」的なものです。
そのキーワードが、自社商品にとって重要なキーワードであればかなりショックになりますが、逆に言うとそのキーワードに広告をかけることで競合他社の集客の一部を自社に持ってくることも可能になります。
5. まとめ
今回はWeb広告を運用するときに自社と競合他社を比較することで、どういう広告戦略を打ったら成果が出やすいのかについてまとめてみました。
最後に、当社では「自社・競合他社調査」というテーマで「自社競合調査で重要な3つのポイント」「Web広告を分析する上で気を付けるべきポイント」について書かせていただきました。 この内容は当社で提供しているサービスを元に解説しております。
もし「自社競合調査」をやって欲しい!!というニーズがありましたら、当社では無料診断も行っていますので、ぜひご活用いただければ幸いです。
※「自社競合調査」となりますので、”既にECサイトを運営している方“、もしくは”既に自社に販売する商品があって販売している実績があるけれど、ECサイトで販売を検討したい方“に限ります。
※“商品を販売した実績はないけど、これからECサイトを作って販売したい方”は調査比較が難しいため、対象外とさせていただきます。
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